周囲が次々に結婚していくなか、一念発起して婚活をはじめたはいいものの「どうしてこんなにうまくいかないの？」と悩んでいる女性は少なくありません。
事実、結婚相談所に入会しても長年結婚できずに苦しんでいる方もいます。
そこでこの記事では、婚活の理想と現実を見ることで、うまくいかないと悩む女性がチェックすべきポイントを浮き彫りにしていきます。
婚活している女性であれば少なからず男性への条件があることでしょう。
しかし、それが世間とかけ離れたものなのか、おおむね一致しているのかについてはなかなか知ることが難しいですよね。
そこでここでは、婚活女性が男性に求める理想的な条件をまとめてみました。
2021年6月4日～6月17日に転職サイト『女の転職』で実施された「【調査】結婚相手に求める年収は？ 選択的夫婦別姓どう思う？ 864人の働く女性に聞いてみた」によると、女性が結婚相手に求める最低年収は多い順に以下のようになっています。
男性の平均年収は526万円なので、女性は男性に高めの年収を求める傾向にあることが分かります。
20代～30代の女性466人を対象に実施された「結婚相手に対して重視する条件」の調査（【「結婚相手に対して重視する条件」に関する実態調査】｜株式会社ウエディングパーク）では「思いやり・やさしさ」と回答した人が最も多かったという結果が出ています。
また、3位には「性格・価値観が合う」という項目がランクインしていることから、女性は男性に「優しく自分に合わせてくれる性格」を求めていることが分かります。
結婚相談所『FIORE』の調査によると、結婚後のライフスタイルとして専業主婦を望む女性は少ないという結果になっています。
（引用：婚活の理想と現実~婚活がうまくいかない女性がチェックすべきポイント｜FIORE）
また、内閣府による平成30年版『男女共同参画白書（概要版）』によると、共働き世帯の増加も報告されておりこの傾向はますます強まることが予想されます。
続いて、婚活男性が女性に求める条件もチェックしてみましょう。
とくに婚活市場で求められている女性を目指しているのであれば必見です。
あまり興味がない方も、自分の理想とどの程度ギャップがあるのかのぜひ照らし合わせてみてくださいね。
『CanCan.jp』の調査では、男性が理想とするのは“三協”の女性であるとされています。（参照：【最新版】男性が今最も結婚相手に求める条件は”三協”女性らしい）
ここでいう三協とは「足りないところを補い合える」「一緒に苦難を乗り越えられる」「理解することができる」の3項目をまとめたもので、対等に協力し合うことを望んでいることが分かります。
つまり、性格面では優しさはもちろん困難にも立ち向かえるような明るさや強さ、思いやりなどが求められているようです。
家事や育児の面では女性に家事・育児を多めにやってもらうことが理想的であると考える男性もいます。
しかし、ここでも“協力”という言葉がキーワードになっており「女性だけにやってもらいたい」と考える男性は基本的に少ないようです。
とくに一人暮らしの経験がある男性では、家事の経験もあることから大変さも理解しています。
これらのことから「共働きであれば家事・育児は分担」が男性にとっての理想と言えるでしょう。
ライフスタイルについては、結婚願望のある未婚男女を対象にした「結婚の理想と現実に関する調査」では、結婚後の生活について男女ともに共働きを求める人が多いことが分かっています。
（参照：【結婚の理想と現実】未婚男女・既婚男女に結婚の“理想と現実”を大調査！“理想と現実”にギャップが生じる確率は2分の1！？）
次いで多いのが「お金に困らない」となっているので、専業主夫か共働きかはお金の有無によって変わると考えてもよさそうです。
婚活を始める前は何かしら夢を描いていたものの、うまくいかないという状況が続き悩んでいる女性は多くいます。
その原因となるのは理想と現実とのギャップです。
とくに高すぎる理想は結婚の機会を逃すことにつながるのでとても危険だと言えます。
そこでこの章では理想と現実のギャップに悩む原因とその解決策について解説していきます。
婚活がうまくいかないときには自分の理想が高すぎないか振り返ってみましょう。
まず、条件として挙げることの多い年収ですが、「700～800万円」「1000万円以上」などは高望みといえます。
たしかに結婚相談所には高年収の男性も多くいますが、そのような男性を射止めるのは男性にとって理想的な女性です。
自分が高年収に見合う女性であるならば理想が高いとは一概には言えません。
ただし「お金で相手を選ぶ人」と思われかねないので口には出さないようにしましょう。
また、高年収のうえ「180cm以上」「俳優の○○似」などの条件を付けるのも理想が高すぎます。
高すぎる理想は機会損失の原因となり、結果的に結婚から遠ざかってしまうので注意しましょう。
男性に「結婚したい」と思わせるには彼らが求める条件を満たしていることが重要です。
例えば前述でも挙げましたが、性格面では優しさや思いやりが求められます。
せっかくお見合いまでこぎつけても自分の話ばかりをしたり、相手を気遣えなかったりするようだと男性に「この人とは合わないな」と思わせてしまうかもしれません。
また、大人の女性としてマナーや一般常識を身に着けていることも重要です。
10～20代の若い女性ならまだしも、30代以上の女性なら年齢相応の上品さが求められるので食事マナーや言葉遣いには特に注意しましょう。
ほかにも身だしなみはしっかり整えておきたいポイントです。
ボサボサの髪やシワのあるシャツ・ブラウスは清潔感に欠けるので、男性と会う前はしっかりお手入れしましょう。
結婚相手に求めることとして「性格の良さ」に次いでよく聞かれるのが「価値観の一致」ではないでしょうか。
たしかに価値観が合わない相手と人生を共にするのはつらいことのように感じるかもしれませんが、そもそも価値観とは何を指すのでしょうか。
Weblio辞書によると価値観とは
“簡単にいえば「何に価値を見出すか」という感じ方を意味する表現。美しい、正しい、心地よい、優先するべき、理想とするべき、というような、価値判断の基準を指す語。”
（引用：価値観｜Weblio辞書）
とのことで、金銭感覚やワークライフバランスについて考えるときに違いを感じやすいです。
ただし、価値観は「なんとなくこのほうがいいと思う」くらいの感覚で形成されていることも多いのではないでしょうか。
もしも、自分が基準にしていた価値観がそんなに重要でないと思えるものであれば、相手に歩み寄るのも1つの手段かもしれませんよ。
結婚の理想を挙げればきりがありませんよね。
年収は高いほうがいいし、イケメンで高身長が嫌いな女性はほとんどいないでしょう。
しかし理想はあくまでも理想です。
理想が条件になってしまったり、こだわりすぎたりすると出会いの数も減ってしまいます。
そもそも顔や身長や年収はそんなに重要なことなのでしょうか。
まず年収は結婚時にいくら高くても、今後その水準を維持できるとは限りません。
もし年収が下がってしまってもその男性と人生を歩んでいけるのかは疑問です。
顔や身長も同様で見た目の良さは年齢を重ねれば衰えていくものでしょう。
これらのことを考えても、結局、結婚の決め手となるのは「人柄」ではないでしょうか。
見た目や年収にこだわるあまり「良い人」を逃してしまうのは非常にもったいないですよ。
今回は婚活の理想と現実のギャップで、うまくいかないと悩む女性がチェックすべきポイントについて解説しました。
婚活女性が男性に求める理想の条件は優しい性格で、ライフスタイルは共働きですがこれは婚活男性の理想と一致しています。
お互いに求めるものはそれほど乖離していないのに婚活で悩む女性が多いのは、「理想が高いから」ではないでしょうか。
婚活がうまくいかないときには理想はあくまでも理想だと知り、本当にその条件が結婚に必要なのか自分の価値観を考え直してみてください。
