婚活のゴールは結婚することですが、そこにたどりつくには結婚相手のことを知り自分のことを知ってもらうことが重要です。
うまくコミュニケーションが取れないと、自分の魅力を伝えることができずに結婚のチャンスを逃してしまうかもしれません。
そこでこの記事では、婚活で選ばれるために身に着けるべきコミュニケーション能力5つのポイントを解説していきます。
コミュニケーション能力は「コミュ力」などとも略され、日常会話やインターネット上などでもよく使われている言葉ですが、本来はどのような意味があるのでしょうか。
オンライン辞書の『Weblio国語辞書』には以下のように記されています。
“社会生活において、他者と円滑に意思の疎通が行える能力。”
(引用元:コミュニケーション能力|Weblio国語辞書)
このままでは抽象的で少しわかりにくいですが、実は会話(言語)におけるコミュニケーション能力は3つの力によって構成されているのです。
そこでここでは、コミュニケーション能力について理解を深めるため、その3つの力「思考する力」「理解する力」「伝達する力」について掘り下げていきます。
思考する力とはいわゆる「論理的思考(ロジカルシンキング)」のことで、筋道を通し飛躍や矛盾がない思考法を指します。
社会人やビジネスマンが取り入れたい思考法として、ビジネス書でも取り上げられることが多いです。
なんとなく身に着けるハードルが高そうに感じるかもしれませんが、会話のなかで「結論から先に話す」ことができているなら論理的思考力が備わっていると考えてよいでしょう。
もしも論理的な思考ができていないと感じるのであれば、具体的な言葉で話すようにすることを心がけるだけでもトレーニングになります。
例えば「早いうちにまた会いたいですね」というセリフは、「いつ」というのが明確でないため抽象的で「早い」という時間の感覚も自分と相手では異なるでしょう。
このような場合は、具体的な時期を伝えることで相手もイメージしやすくなりますよ。
相手を理解することはコミュニケーションにおいて重要な要素です。
とくに、会話をする際には言外の背景や考えまで意識して相手の話を正しく理解する必要があります。
何度も同じような質問をしたり、話にまとまりがなかったりすると「理解力がない」として相手を不快にさせてしまうので注意しましょう。
理解力を身に着けるためには、相手の話をしっかり聞いて分からないことは質問することがポイントです。
当たり前のように思われるかもしれませんが、話すことに夢中で相手の話を聞けていないという人は少なくありません。
「自分にとって興味のない話だ」と思ってもまずは話を聞いて理解することに努めましょう。
思考・理解ができても、自分の意見や気持ちを相手に伝えられないとコミュニケーションを取ることはできません。
伝達する力がある人は、相手によって伝えかたを変えることで自分の考えを理解してもらうことに長けています。
どんな人にも正しく伝達するためには、相手が理解・納得できる言葉で5W1H(だれが・いつ・どこで・なにを・なぜ・どのように)を意識して話すことがポイントです。
婚活で選ばれる男性・女性には特徴があります。
彼らは必ずしもコミュニケーション能力が高いというわけではなく、印象を良く見せるコミュニケーション方法を取っているのです。
ここでは、婚活で成婚につながりやすいコミュニケーションのポイントを5つ解説していきます。
まずコミュニケーションは言語によるものと非言語のもの、2種類に分けられます。
言語によるコミュニケーションは会話で発生しますが、非言語コミュニケーションは出会った瞬間、初対面の状態からスタートしています。
「第一印象が大切」とはよく言われることですが、人間は最初に受けたイメージを長く引きずります(初頭効果)。
それではよい第一印象を与えるためにはどのような行動をとればよいのでしょうか。
以下に初対面の挨拶時や会話時に意識したいポイントをまとめてみました。
■表情:ほほえむ程度の笑顔
■目線:優しいまなざし
■姿勢:背筋が伸びた自然な姿勢・相手と正対する
■声:はきはきと少し高めの声で発生する
■言葉使い:丁寧な敬語
緊張で表情がこわばったり早口になったりしてしまう方が多いので、表情と話し方にはとくに意識するようにしましょう。
婚活でモテるのは笑顔が素敵な人物です。
科学的にも笑顔には免疫力をアップさせたり、脳を活性化させたりとよい効果があることが分かっています。
また、幸せホルモンの「セロトニン」の分泌量も増やしてくれるため人から好かれやすくなるでしょう。
いいことづくめの「笑顔」ですが、コミュニケーションで悩む方は苦手な方も多いのではないでしょうか。
そこで好まれやすい笑顔のポイントをまとめてみました。
また、笑顔と同じくらい表情の印象を左右するのがアイコンタクトです。
相手のことを見るときはただじっと見つめたり、にらみつけたりするのではなく優しいまなざしを意識しましょう。
とくに真剣な話をする場合は相手の目を見て「聴いていますよ」とアピールすることで誠実な印象も与えられます。
振る舞いとは身のこなしのことで、よい印象に映るか悪い印象に映るかは姿勢・所作が左右します。
まず、姿勢は猫背でないことが最も重要です。
猫背は人にマイナスイメージを与えやすいため、該当する方は改善することをおすすめします。
【猫背のイメージ】
自分が猫背かどうかわからない場合は鏡でチェックしてみましょう。
とくにイスに座ると背が丸まってしまう方は多いです。
普段から背筋を伸ばすよう心がけ、トレーニングしておきましょう。
また、歩き方も振る舞いに直結するポイントです。
男女でコツが異なるためそれぞれ以下で解説しています。
【男性の歩き方】
【女性の歩き方】
会話によるコミュニケーションをとるうえで相手を褒めることは最も効果的です。
男女問わず褒められてうれしくない人はいませんし会話も楽しくなります。
また、実際に褒め上手な人は好かれやすいです。
褒めると言っても難しく考える必要はなく、「この人のここが素敵だな」と感じたことを素直に伝えればよいでしょう。
もしも、難しい場合は以下の例を参考にしてみてください。
【外見の褒め言葉】
【内面の褒め言葉】
なお、外見を褒められることを嫌う人もいるので、分からないうちは内面を褒めるほうがよい場合もあります。
結婚を見据えて相手を探す婚活では、人への接しかたにも気を遣う必要があります。
あなたが誠実に接していかなければ「結婚後に自分や子ども・親族を大切にしてくれないのではないか」と相手を不安に感じさせてしまうでしょう。
そこで接しかたのポイントをまとめてみました。
どれも当然のことですが、意識するだけで相手から誠実に見えるようになります。
反対に人によって態度を変えたり、自分をよく見せようと小さな嘘をついたりしていると信頼を得ることは難しいです。
また、相手だけでなくどんな人にも気遣いができるとなおよいでしょう。
今回は婚活で選ばれるために、身に着けるべきコミュニケーション能力5つのポイントを解説しました。
コミュニケーション能力は婚活において身に着けておいたほうが有利です。
コミュニケーションに自身のない方は、紹介した5つのポイントを押さえておくだけでも印象アップにつながるでしょう。
なお、婚活成功のためにコミュニケーション能力の向上を目指す場合は、3つの要素「思考する力」「理解する力」「伝達する力」を意識して身に着けていくことがおすすめですよ。